夢見る精神障害者

アスペルガー症候群なのか、統合失調症なのか、医者によって見解が違うのですが、今は両方の疾患名を持っています。 精神疾患にまつわるお話を綴りました。

実は、離脱症状っぽいものはあったらしい

こんにちは、謙児です。

今日は、向精神薬の誤投薬による

過剰投薬をされると、何が起こっていたか、

という話です。

私が、入院中に苦しめられていたのは、

ズバリ言うと、アカシジアです。

病院でも、アカシジアなんて起こって

いたのは、私くらいしかいませんでしたが、

その後薬が弱くなると、出なく

なった症状ですので、

あれは確かにアカシジアであった、と

私は声を大にして言いたいところです。

アカシジアというのは、過剰投薬や

急激な薬の変更や減薬をすると

起こる症状ですが、

私も典型的な症状である、

「じっとしていられなくなる」ような

歩き回っていられずにはいれない

症状が明らかに出ていました。

そして、頻尿の症状も然りでした。

病室とトイレを常に行ったり

来たりし、本当は膀胱に尿は

たまっていないのに、

無理に尿を絞りだそうと

していました。

ひどい人になると、膀胱破裂など

起こっていたそうですが、

よく私は膀胱炎にすらならなかったものです。

でも、恥ずかしいですけども、

その後自分からオムツを所望した

ほどでもありました。

もっとも、これはかなり年月の昔の

話です。

私も、アカシジアなんて言葉、

最近まで知りませんでしたし、

入院当時は、まさかそれが

過剰投薬の影響とは、

知る由もありませんでした。

アカシジアの症状がどれだけ

苦しいか、なんて言葉では

とても説明ができません。

二度と絶対に体験したくはない、

重すぎる経験だったと

言えます。

でも当時は、それほどメジャーな

現象ではなかったのかもしれません。

その後別の病院でも入院した時にも

起こったのですが、

本当にドクターも、何だか

わからなかったようでした。

私は、ガンガンと苦しいと訴え続けて、

その都度寝れる注射をしてもらい

ましたので、まだ良かったのかも

しれませんが、

薬物依存が高い、と受け取られて

いたのは、とても心外でした。

さて、時は流れ、診断名が変わってから、

実は私も離脱症状

ようなものが起こってはいたようです。

アカシジア、とまでは言えないと

思いますが、休んでいてもいいのに、

何かせずにはいられなかったり、

じっとしていられても、

イライラとした状態が続く

時期はありました。

ですが、我慢しようと思えば、

何とか我慢できるレベルでしたし、

頻尿はありませんでしたから、

お風呂に長く入ったり、お灸をしたり

して実は凌いでいました。

この程度で済んだのは、

不幸中の幸いだったと言えます。

もちろん、これが今後いつ再現したり、

よりひどいものが現れるか

わかりませんので、

油断はできませんが、

私こうであった、という

お話です。

私、実は相当に忍耐強かったのだな、

と自分で自分に呆れていたり

します。