夢見る精神障害者

アスペルガー症候群なのか、統合失調症なのか、医者によって見解が違うのですが、今は両方の疾患名を持っています。 精神疾患にまつわるお話を綴りました。

抜本的な対策を打ち出せない行政のせいもあるけども

こんにちは、謙児です。

いろいろと勉強していくにつれ、

いかに日本がメンタルヘルス対策に

対して遅れているか、ということが

身にしみてよく理解できるように

なってきました。

ただ、それ故に、

「この病気になったら、もう人生諦めるしかない、

何をしても無駄」

と、思っている当事者も、私の当初の

予測以上に膨大に存在することも

わかってきました。

私がお世話になっていた、支援センターでは、

就職希望者で活気に溢れ、実際に

成功している例を多く目にしていたもので、

みんな気持ちは同じだろう、と思っていた

私の観念のほうが、どうも間違って

いたようです。

「いかに、仕事をしないでお金をもらうか」

「いかに、今のぬるま湯の甘い生活を維持するか」

「いかに、不快な感覚を他人に押し付けるか」

全ての人がそう、とまでは言いませんけども、

こんな感じで、向上心のかけらもない人の

ほうが多い、ということです。

念のため断っておくと、症状が深刻な人まで

指しているのではなく、ひとりで外出くらいは

できるのに、何も生産的な行動を起こそうとしていない

層のことを言っています。

実際、メンタルヘルス分野のブログランキングを見ても、

「病気を改善したい」と、強い信念を持っている人は、

上位にランクインされることはありません。

「今日も、のんびり、心地良く過ごしましたよ~」

と、スローテンポで書いているようなブログの

ほうが大衆ウケしている現状を見るに、

少なくとも、それがネットのニーズと判断

せざるを得ない気がするのです。

つまり、みんなでぬるま湯を共感したい、

ということですね。

もちろん、ネットに限った話ではありますが、

リアルでもこの割合は・・・どうでしょう。

その昔、アメリカにビアーズという人が

いました。

やはり、精神疾患に罹り、劣悪な環境の、

囚人のような入院生活を送った後、

その話を本にまとめたそうです。

それがきっかけで、心理学者の協力が

得ることができ、精神衛生運動、

国際精神衛生会議へと発展して

いった訳ですが、さて、日本には、

こんな当事者、いるでしょうか。

いたとしても、多数決だと少数派に

なってしまい、埋もれてしまっています。

やる気のある当事者を中心に、何か

行動を起こせないか、

実は私は、いつも前を見据えています。

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