夢見る精神障害者

アスペルガー症候群なのか、統合失調症なのか、医者によって見解が違うのですが、今は両方の疾患名を持っています。 精神疾患にまつわるお話を綴りました。

日本の精神科医療に、問題点をかざす人は多いけども

こんにちは、謙児です。

私がブログを開設する以前から、

杜撰な精神科医療を問題視して

提唱するような方はいろいろ存在していました。

現在でも、そういう活動を積極的に

行っている人もいます。

最初は、的確な精神医療を促すのに、

こういう活動は必須、と思って

いましたが、最近の例を見ると、

どうも怪しい人のほうが多いような

気がしてきました。

要するに、現状露出している問題点

だけを拾い上げてきて、

「問題だー」「問題だー」

って言っているだけ。

確かに、それは事実ではあるんですが、

それで人を集めて何をするか、というと

「こういう問題もある」「ああいう問題もある」

と討論させて、とりあえず満足感を得させるだけに終始。

はっきり言うと、「講演会ビジネス」として

成り下がっています。

言うだけで、それ以上のことが何も

できていないのですね。

まあ、日頃の不満を吐露させる、という

意味では当事者でなくとも心理療法的効果はあるんだと

思いますが、本来謳っている理念からは、

離れた実態になっている気がしてなりません。

精神疾患を取り巻く状況は、非常に複雑で、

また、多岐に渡ります。

ある人にとっては、大きな問題でも、

違う立場の人から見れば、そうでない

場合もまた然りでしょう。

まず、現在のような事態となった歴史的

背景を十分に押さえつつ、恐ろしく複雑なんですが、

この諸問題を症状別に細かくカテゴリ分けする、

その上で将来のための具体策を考えていく。

そうでなければ、根本的な解決は

有り得ないだろう、と私は考えます。

一介の個人とか、名のある学会に所属している

訳でもない、例えば自称カウンラセーの人が

手を挙げたところで、何とかできるレベルでは

もはやないのです。

もっとも、現実はもっとドライで、

仮に本質を突いた方針を提唱できることが

あったとしても、

「今更、何やったって一緒」

と、見向きもしない人のほうが、

圧倒的に多いことのほうが、もっと

大きな問題であり、社会的損失でも

ある訳ですけどもね。

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