ネット樹海
こんにちは、謙児です。
最近、ネットについて思っている
ことを少し。
今、ネットで表現する、ということは、
どれだけの意義があるだろう、
という問題提起です。
かつては、ある分野のエキスパートと言える
サイトを構築するのは、そう難易度の高い
仕事ではなく、ＨＰ作成技能を修得する意欲と、
専門とする知識、伝える文章技術があれば、
簡単に人気サイトが作れました。
Yahoo! Japanなんかも、登録は審査制
でして、人力の目視で優れたサイトが
上位表示される、公正なものでも
ありました。
その結果、
「Yahooに載るのは、東大に入るより難しい」
なんて言われてたくらいでしたが、
それでも、私でも複数のサイトの掲載が
成功できたものでした。
実際、アクセスも反響も大きかったです。
が、今は、そのセオリーが全く通用しなくなりました。
どうやっても、注目されるサイトを
生み出せないのです。
これには、現在はテキストだけではなくて、
画像や動画で「魅せる」要素も大きくなったため、
デザイン能力のない私には太刀打ちできない、
という弱点もありますが、
上位表示されることを、検索エンジンが
「商売」にしてしまった功罪も大きいように
思えます。
しかも、上位表示のサイクルも回転を
早くしていますから、いくら資本のない
個人が頑張っても、目立ち続けることは
不可能に近くなってしまいました。
ネットで商売をしているような人は、
実際、頻繁に商材を変えています。
でないと、利益を出し続けられない
からです。
個人の表現としては、今は「ブログ」や「SNS」を
使うのが常識化されましたが、
個人の表現の敷居が低くなった反面、
マトモな手を使っても、発言力の価値が
大きく薄れてしまったと言って良いでしょう。
ちなみに、従前の一般のサイトを個人で
作っても、ますます目立ちません。
自分の情報を、知らない他人に読んでもらうのは、
「ボトムメールを流す」くらい、チャンスが
激減してしまったのです。
ですので、今日のタイトルをつけました。
もともとリアルで知っている人同士で
情報交換するぶんには、非常に便利に
なったと思うのですが、
どれが価値ある情報で、どれが商売人で、
どれが嘘八百の目だちたがり屋か、
もはや区別がつきません。
残念ですが、これがネットの現実だと
思います。
他にも、「ネット総、2ちゃんねる化」
というか、元来の2ちゃんねるのほうが、
今やマトモなんじゃないか、と思うほどですが、
騙し合い、化かし合いが当たり前にも
なっています。
こんな状況で、自己表現を貫くのは、
意味が薄く、危険な要素のほうが
強くなっている感じがします。
私も、ネットに代わる表現手段が
ないものか、と最近いろいろ
考えてはいるのですが、
結論は、
「リアルで私自身が発言力ある存在になる」
これしかない、というものになりました。
ちなみに、私がやろうとしているのは、
もはや「政策」のレベルですね。
気がつけば、それをやってもいい
力量が身についてしまっていたことに、
はたと気付きました。
これを「誇大妄想」と言う人も
いるのですが、どうなんでしょうね（笑）
一応、見る人が見たら仰天されるような、
経歴を持っているんだけどなぁ。
と言っても、先は急がないです。
まずは、社会のルールに則って、
順当なルールで前へ駒を進めたいと、
機会をうかがっているところです。
