夢見る精神障害者

アスペルガー症候群なのか、統合失調症なのか、医者によって見解が違うのですが、今は両方の疾患名を持っています。 精神疾患にまつわるお話を綴りました。

エンジニアの階段を昇って5

【はじめての方は、最初からお読みいただくことをオススメします。】

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こんにちは、謙児です。

その後、10ヶ月間の入院と、

デイケアでのリハビリ

生活をしばらく

送ったのですが、

その話は後日書くとして、

それから「治った」と

思った自分がその後

どうしたかを

お話したいと思います。

前職を辞めてから、

2年が経過していました。

デイケアにもすっかり

慣れて、自信が付いた(と思った)

私は、再就職活動を

やってみることにしました。

何故か、もう大丈夫

なんだ、と思っていた私は、

病歴があることを

隠しての活動とすることに

しました。

その時から、手帳も取得

できたはずだったのですが、

それも取得する気には

当時はなりませんでした。

でも、不思議なことに

何故だか前職の

ホームページで

その会社の成長ぶりは

どうかと、見てみた

ところでした。

前職の会社が開発

していたシステムが、

次々と名のある

大手企業に導入され、

またその会社の

知名度も大幅に

アップしていたことに

気付きました。

そんな中、ひとつの

記事に私は釘付け

になりました。

地元でも名のある

大手企業が、

そのシステムを

導入したという

事実を知ったのです。

その企業とは、

私が新卒のときの

第一志望だった

会社でした。

私は、もう

迷いませんでした。

恐らくそのシステムを

扱っているであろう、

その大手企業の

システム開発

やっている、

100%子会社に

履歴書と職務経歴書

を叩き送りました。

結果はすぐに面接、

そして、内定が

出るまでに

さほど時間は

かかりませんでした。

人気ある、あの

地元大手企業の

もうひとつの

柱である子会社、

なのにです。

恐らく、その子会社は

前職の会社に

私のことを

問い合わせたり

していたのでしょう。

事実上、コネ入社に

近い形にはなりましたが、

そのコネとは、

他ならぬ私がそれまで

残した実績そのもの

だったのだ、と気付くと

それはそれは感無量でした。

もちろん、ちゃんと

退職の挨拶もできて

いなかった、

前職の会社にも

きちんと、挨拶に

行きました。

皆、きちんと

私のことをよく

覚えていて

くれていました。

そして、面接の

ときに接した、

あのCEOもわざわざ

時間を割いてくれ、

私と会ってくれました。

やはり、皆は私のことを

高く評価していたのだ、

まさに私の人生において

絶頂のときでした。

そうして、私は

前職が開発した

システムの

社内運用の一助を

担うことになりました。

大変責任の重い

仕事でした。

ですが、地元のために、

と思うとやはり

私は仕事に突っ走らざるを

得ない気持ちに

とてもなりました。

ですが、巡ってきた

現実はやはり過酷でした。

やっとシステムが

本稼動できて、

実績が作れる、

と思った矢先、

安心したせいも

あるのでしょう。

病気が再発して

しまいました。

この病気がいかに

厄介か、思い知らされた

ような、そんな

瞬間でした。

その大手企業子会社を

辞めねばならない、

悔しさは、

今でも忘れることが

できません。

そうして、再び

入院生活の繰り返しと

なる運命を歩む

こととなるのです。

「エンジニアの階段を昇って」編

一応完。