夢見る精神障害者

アスペルガー症候群なのか、統合失調症なのか、医者によって見解が違うのですが、今は両方の疾患名を持っています。 精神疾患にまつわるお話を綴りました。

某質問サイトで相談してみた

こんにちは、謙児です。

某質問サイトで、健常者向けに

相談を投げかけてみました。

結果は以下の通り。

私の感想は、、、読んで察してください。

言葉も出ません。

---

質問:

私は統合失調症を10年患っている

元SEのアラフォーです。

進路についての相談です。

障害者枠で求職活動しましたが、

全て落ちました。

障害を隠して就職もしましまたが、

再発→離職を3回繰り返しました。

今は自営業としての道を模索中です。

迷った末、ピアカウンセラーなどの

福祉事業への道を考えています。

しかし地元ではその養成機関は

皆無ですし具体的にどう動くか

考えがまとまらず困っています。

アドバイス、よろしくお願いします。

-

回答1

通信教育を受けたらどうでしょう。

専門資格をとることを目標に掲げると、学習意欲が湧くと思います。

コメント1

4月から心理系のメジャーな資格の養成講座を受けます。

ただ、現実として、健常者でも資格を取ったからと言って

仕事が無条件にある訳ではありません。

ピアカウンセラーは、中央では志願者が多く、

地方では募集そのものがないのが実態です。

これは、最難関の臨床心理士であっても同じです。

なお、失礼ながらリンク先の資格は、昨今のカウンセラーブームに乗って

新設されたような、まだ得体の知れない民間資格です。

こんなのを持っていても、評価してくれる会社や団体などはありません。

-

回答2:

大変ですね。

陽性と陰性どちらの症状が目立つのでしょうか。

SEとしてのスキルは問題がないけれど、

対人関係に難あり…という感じでしたら

質問のとおりに自営…というか在宅で個人事業で働くのがいいのではと思います。

知り合いに金融SEでやはり事情があり在宅に切り替えた方がおりますよ。

コメント2:

と言っても、私は軽いほうで、幻覚・幻聴はありません。

極度の気分の高揚や、妄想などの症状が出ますが、

コントロール不能ながら、それと自覚はできています。

普段は言わない限り、病気だとまず悟られませんが、

たまにある症状が出た後にひどい倦怠感が残りますので、

ふた月に1度程度、数日の休養は必須になります。

SEとしてのスキルは、現役時代は問題なかったのですが、

ブランクが空きすぎているので、年齢のせいもあって、

今では役に立ちません。

納期も守れない可能性もありますし・・・

逆に、対人は不思議とそれほど問題は

ありません。

ただ、プログラミングの講師のバイトを

したことがあったのですが、

受講生から知識が古いことをバカにされて、

居心地が悪くなり、2か月しか耐えられなかったこともあります。

在宅でプログラミングなどの仕事があれば、

喜んでやりたいところですが、今はコネもない私には、

この条件で探すとなるとかなり厳しいでしょう。

ネットで普通に探しても怪しいのが多いですし、

そうでなくとも、恐らく在宅のほうがかえって要求が厳しいと思います。

-

回答3:

>今は自営業としての道を模索中です。

>迷った末、ピアカウンセラーなどの

>福祉事業への道を考えています。

現在も症状が軽いながらでも治療中でしたら、

ピアカウンセラーなどの路線はやめたほうがよいと思います。

>受講生から知識が古いことをバカにされて、

>居心地が悪くなり、2か月しか耐えられなかったこともあります。

これが世間では、対人関係に難ありというものです。

別にあなたが悪いわけでも何でもないんですが、世間ではそうみられるということです。

コメント3:

ということであれば、

むしろ先に病気を治すことに重点を置いたほうがよさそうです。

今更、で恐縮ですが、居心地が悪いから、と言って、

病気になる前は2か月くらいでギブアップすることはなかったですしね。

質問の方向性が変わってしまいますが、

地元の病院では、現状維持の治療しかしてもらえません。

どういったところに相談するのがいいか、

ご教示いただける方がいましたら、お願いいたします。

-

回答4:

統合失調症を10年でしたら、障害年金の申請をしてみてはどうでしょうか?

そうすれば生活は安定すると思うので仕事で収入が少なくても問題がなくなると思います。

IT技術などの優れたものをお持ちでしょうが、

そういうのにこだわらずアルバイトの延長のような仕事をさがされてはどうでしょうか?

ITにこだわるとしても、業者から依頼をうけるようなスポットの仕事なら住んでる地域によってはあります。

それこそプロバイダーの接続設定から、企業のソフトのインストール作業までです。

スポットなら、調子の悪いときは断れます。こういうのは大学生のアルバイトとかを良く雇ってるみたいです。

治療ですが、保健所に相談するということも可能です。保健所は結構情報を持っていることがあります。

口コミよりはマジな情報はあります。

薬の処方もあまり変わらないようでしたら、病院か医者を変えてみるのもひとつの方法でしょう。

統合失調症は治療が難しいんですよね。病状を悪化させないだけでも評価されるぐらいですから。

ただ、患者側の自己申告も診断の材料になってますので、この自己申告を鵜呑みにしている医者は

治療が難しいかもしれません。

コメント4:

ITにこだわるのであれば、仕事は

東京に集中しているので、東京に引っ越して

探したほうがいいでしょうね。

実は、障害者を隠してですが、

PCセットアップ系の仕事を探したことも

ありましたが、見事にハネられました。

余計な知識がありすぎる人材は、

扱いづらいので、要らない、という

ことでしょう。

面接の時に妙に親切に、

ITでも他の仕事の可能性の話をされたのは、

おかしいとは思ったのですが・・・

それと、実は今は障害者年金を受給して生活していますが、

日本年金機構になって厳しくなり、

生活できない支給額に減らされた話を

よく聞くもので、その焦りもあります。

それ以外の社会保障制度もあるんですが、

そういうのに頼り切った生活も、、、

というのが本音です。

やはり、人として、多少なりとも

社会に貢献して生きていきたいものです。

また、精神科のドクターとの接し方は、

付き合いが長いので、それなりに

心得てはいるのですが、

統合失調症で完治できた例、というのは、

まだまだ日本では僅少です。

今後の発展に期待したいところですね。

-

回答5:

SEはたいていの人が、進路で悩むときが必ずくるのではないでしょうか。

長時間労働、デスマで体を壊して、理由は各自あると思いますが。

心理職で自営する道は、登山に例えるならば、けっこう険しいかもしれません。

以下に、それぞれの視点をあげてみたいと思います。

道は3つだと思います。

(1)IT系の職業

[yumegai からの視点]

・技術が陳腐化、変化が早い業界である。

・精神的、体力的に疲弊する。

スキルアップで多額の自己投資をする必要がある。

長時間労働、仕事だけの人生でよいのか。

[経営側からの視点]

・中年以降、高収入となり経営上損である。

・中高年に教育費はかけたくない。

・低コスト、元気な若い人材が欲しい。

留意点

日本の場合、中年以降、SE・PGとして就職するのは厳しい。過去のスキル、例えば、メインフレームCOBOL)等を活かせる場があった

としても、60歳まで活かせる保障はない。40代後半のSEが大量リストラとなり訴訟になったケースも発生している。そこで、コンピュー

タ系の場合は、その「隣接分野」がいいのではと思います。

一日中、PCに向かって疲弊するようなSE・PG系ではなくて、例えば、診療情報管理士、説明系です。

(2)心理系の職業

[yumegai 側からの視点]

統合失調症10年の経験、同じ苦しみを持つ人の役に立ちたい。

・病気の苦しみは、経験者じゃないと分からない。

・自営業としての道を模索。

・ピアカウンセラー等の福祉系。

[社会・経営側からの視点]

・心理職の増加。資格ビジネスの傾向。

・イギリスでは認知行動療法が社会的に認知。日本ではまだまだ。

・職場が少ない。あっても低賃金。

・病人を前に机上外の経験が欲しい。

留意点

最近、メンタルクリニックの開業がズバ抜けて増加。臨床に乏しい精神科医が薬を処方、精神状態が悪化する人もいる。と報道されています。

心理職の資格スクールも激増、認定心理士、精神対話士、認定カウンセラー、多数の民間資格が登場していますが、資格を取得したとしても

活かして就職するのは厳しいようです。臨床心理士ですら、低賃金、契約社員といった不安定な地位にあり、産業カウンセラーも大手企業、

自治体の職員が資格を取得するというケースが少なくないようです。

つまり、民間資格の心理職は、病院のような保険適用が認められないばかりか、3分診療のようにはいかないので、安定した収入が得られない

のが現状のようです。

精神保健福祉士(国家試験)、キャリアカウンセラーという道もあります。「通信で取得可能」です。

(3)他の職業

・好きなことを職業にする(心理職が好きであれば可)。

・趣味を職業にする。

・35歳までに成功したこと。成果を上げられた分野から選ぶ。

留意点

畑村洋太郎教授は、「新規事業は隣接分野でしか成功しない」と『失敗学の法則』のなかで言っています。

また、『運命は35歳で決まる!』(櫻井秀勲)のなかでも、「天職は35歳までの経験の中にある。35歳からは見るべき方向を切り替えよ」

と指摘しています。これは40歳前後になるといろいろな経験則から、当たっていると実感できるのではと思います。

失敗学からは、IT隣接分野(多数ある)、他の職業(心理職が好きであれば可)の選択が、成功する鍵のようです。

コメント5:

詳しい解説、ありがとうございます。

実を言うと、私が今目指そうと考えているのは、

産業カウンセラー資格取得、その後に受けられる、

キャリアカウンセラー資格取得です。

もちろん、いずれも取得しても収入には直結しないんですが、

ご提案いただいた、「診療情報管理士、説明系」

これと絡めるのも面白そうに思えます。

もちろん、私の体調の範囲でできる限界を把握しないと、

同じことの繰り返しになりますので、

慎重を期す必要はあります。

また、勉強したはいいとして、具現化するまでの

道筋をどうするか、という点ですね。

動きながら考えるのがいいのか、道筋を一応決めてから

動くのがいいのか、前例があるかどうか

判然としませんので、難しいところかもしれません。

ですが、大変参考にはなります。

ありがとうございます。

蛇足ながら、国家資格である精神保健福祉士は、

取得した精神疾患当事者の知り合いが数名いるのですが、

個人的には、試験内容が仕事に直結したものでないことと、

私の年齢での取得後の使い道を考えると、

早急に取得すべき資格だろうか、という迷いはあります。

行政や医療系に就職を考えるのなら必須なのですが、

当事者を雇った前例は、私は聞いたことがないもので・・・

他にも情報がありましたら、よろしくお願いいたします。

-

回答6:

障害者年金を受給できるというのは、その症状が軽くないということです。

厚生年金の3級ならそうでもないと思いますが、3級ということはないでしょ?

普通に普通に働ける人に支給されるものではありません。

精神疾患でなくてほかの障害者をみれば、そのあたりが良くわかると思います。

障害者枠でまともな仕事をさせてもらってるのはごく一部です。

「1年契約で、更新は一切なし」でも実績を作るために働くというのもひとつの方法です。

こういう実績があるので大丈夫ですと安心してもらえないとなかなか難しいです。

過去の実績は評価に値しないんです。

社会がおかしいのはおかしいとおもいますが

おかしいと言っていてもあなたにとって何もメリットが生まれません。

医療関係で社会復帰のサポートをしてくれるカウンセリングや助言をしてくれるとよいと

思いますが、そういうところは日本では数少ないです。

コメント6:

正直なことを言うと、先日年金の等級が2級から3級に落ちまして、

今生活に困窮しています。

これは、私だけではありませんが、貯金が底をつくまでに

目途が立たないと、実家に戻って親族の援助を求める他ないです。

就労実績については、障害者の就労を支援する作業所に通いつつ、

民間ですが、障害者対象の人材バンクに企業へ打診を何度もお願い

し、また動いてもらえたのですが、面接に至りませんでした。

それを踏まえて、厚生労働省管轄の公の機関にも出向きましたが、

やはり紹介には至りませんでした。

ハローワークが窓口となっている職業訓練も受けて、

何の問題もなく修了できたのですが、これも就労に結びつけることは

できませんでした。

また、私も医療機関に就職の世話までは期待していません。

然るべき場所を当たったつもりですが、少なくとも

今までの成果はこの通りです。

この他にも、ジョブコーチ制度などを実施している

団体を耳にしたことがありますので、

今後も並行して当たっていきたいとは考えてもいます。

-

その他質疑:

A:

お考えの福祉の道ではないのでこちらにコメントいたします。

元SEでアラフォーならインターネット黎明期もPCなど情報端末の普及も身を持って知っておられますよね。

ならばPCの取り扱いの講師の道はいかがでしょうか?

MS officeの講師もかなり需要がありますし、PC自体が普及した今日、セットアップから初歩の使い方講習までを

メーカーのサポートはやってけれません。(別途、講座を受講しなくてはいけないのです)

また、ネット環境が整わない所で知らない人がセットアップするのは非常に困難ですよね。

お年寄り向けしか顧客はいないのでは?とも思われがちですが、

アラサー位の歳でもインターネットの回線とプロバイダーの違いを理解していない方も結構います。

講師と言うより「便利屋」に近いのですが、出張可能(相手の利用環境にあわせて教えられる)だとお呼びはかかると思います。

その場合は、まずは公共の施設で精々20人程度を相手にして講義を行っておいて知名度を上げていけばいいと思います。

(定期的な講座なら安定した収入源としても確保できます)

Re:

今でも私は、PCの便利屋のように助けを請われることも

あるので、これを商売にしようとしたことはありました。

ただ、「今度から有料にします」と言うと、

二度とお呼びがかからなくなりました。

元々が技術屋なので、対人は苦手でないとは言え、

根本的な営業スキルから身につける必要が

あるように感じています。

どこかの組織に属して学んでから独立、というのが

一般的に考えられますが、

実は「精神障害者」だと言うと、受け入れて

もらえるところは? という話にもなります。

(これを言わないと、どんな職場でも

私にはキツい仕事を命じられますもので)

地方在住とはいえ、100万都市ですので、

新規に始めるとしても商売敵も既に多いです。

自社のHP作ってSEO対策やって、だけで

受注できる時代でもないような気もしますし、

的確にナビゲートなどの支援をしてもらえる

機関とは??? という話にもなります。

私なりに、いろいろと調べてみたのですが、

精神疾患IT技術の両方を理解してくれる

組織など存在しないように思えますし、

やるとすれば、私自身が道から作らねば

ならない、という結論に至った次第です。

バリバリに働けるわけでもない自分に

それができるか? という課題もありますね。

ついでに、これまで動いてみてダメだった実例も書いておきますね。

IT関連会社→

精神科に通院歴があるというだけで、ほぼ100%弾かれます。

「SEに向いてないから、そんな病気になるのだろうが。」と。

精神疾患に理解があるところ→

HPのデザイナーをやれ、と言われました。

一般の人は、IT技術者はデザイン能力も兼ね備えていると思っているようです。

A:

特例子会社として精神疾患のある人を雇用している会社があります。

そうすると本社での雇用率が上がる算定になっているそうです。

お住まいの都道府県がどこか分からないのですが、首都圏内だけではありません。

大手の銀行や証券会社やIT関連会社にも特例子会社を持っています。

大手の銀行や証券系のいい所は全国各地に勤務できる事業所が存在することです。

(銀行や証券などの場合は事務に近い内容だったと思います)

IT関連だと富士ソフト企画株式会社が有名ですね。

>一般の人は、IT技術者はデザイン能力も兼ね備えていると思っているようです。

これはネックですよね。

できれば得意な分野を教えて下さると有難いです。

あともし国家資格やベンダー資格があるなら通信教育の論文の添削者と言う道もあります。

PCの便利屋って独り立ちするのは難しいんですね。

軽率な提案をしてしまい申し訳ありませんでした。

PCの修理やサポートをやっているのはメーカーのサポート部門とあとはトレーニング部門ですね。

前者は保守契約を結び、後者はメーカーのラーニングセンターに所属と言う感じになります。

後は中古販売を扱うところでしょうか。

もしツテがあるならPanasonicのお店など地域密着型店舗にPC部門と所属させてもらうか、

工務店(リフォーム、ふすま変え等なんでも屋さんに近い所)に所属するかでしょうか。

Re:

IT系の特例子会社は私の地域にもあり、

確かに精神障害も雇用してはいるんですけども、

「1年契約で、更新は一切なし」

とのことでした。

実は、内定を取れそうだったのですが、

こういう事情なので辞退しました。

明らかに自社グループの雇用算定率を

「数値上」上げるためだけの方針のように見え、

関心しなかったためです。

障害者の雇用算定率については、精神も

最近になって認められるようになりましたが、

義務付けられてまではいません。

身体や知的の方だけ雇っても基準はクリアできるので、

積極的に障害者採用している会社でも、

精神の実績は限りなくゼロという認識で私はいます。

資料が見つからなかったのですが、

確か去年、厚生労働省が出した統計では、

障害者雇用全体の中で精神の占める

割合は、ほんの数%だったと記憶しています。

富士ソフト企画については、私も知っていたのですが、

確かここもHP作成がメインだった覚えがありますし、

恐らく元々グルーブ内にいた人の転籍が

メインなのではないか、と考えていたりします。

ちなみに、私の専門はオープン系の業務C/Sシステム開発で、

主にOracleなどのデータベースを扱う仕事でした。

実務で扱ってはいないのですが、資格はSun Javaを持っています。

また、他の方のお返事とも重なりますが、

私の場合はサポートの仕事だと、きついクレームに

どれだけ耐えうるか、という問題もありますね。

以上。

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