夢見る精神障害者

アスペルガー症候群なのか、統合失調症なのか、医者によって見解が違うのですが、今は両方の疾患名を持っています。 精神疾患にまつわるお話を綴りました。

アスペルガーの特性って、誰にでもありそうじゃ…ないのですよ

こんにちは、謙児です。

最近、「アスペルガーはこのような傾向がある」

とは、メディアでもよく言われますが、

実際、自分でも相当に当てはまる部分も多いです。

一方で、よく言われていることでも、私にはそれほど

該当しないものもあります。

元々そうでなかったものや、社会経験を重ねることで

ある程度は克服できたもの、様々ですが、

最初に言いたいのは、アスペルガーでも社会的に

成長できていることも多いんだよ、ということです。

そして、メディアに書かれていることにかなり

当てはまるから、アスペルガーの可能性が高い、

というものでもありませんし、

逆に少ないから診断されない、というものでも

ありません。

ここは、履き違えてほしくないところでもあります。

焦点となるのは、傾向として当てはまる例の数

ではなくて、その頻度と深度だと私は思います。

ですので、昨日書いたように、発達障害の診断を

下すのに最重視されるのは、成育歴という

ことになる訳ですが、

実際にドクターも

「これ当てはまりますか? あれ当てはまりますか?」

なんて尋ね方は主としてはしません。

家族の客観的視点も、もちろん参考にはされますが、

それよりも大事なのは、本人はどう感じていたか、

ということになります。

それから、成育歴などを自分で話す時の話し方や

態度も診断のうちに入ります。

同じアスペルガーでも、いろんなケースがあるので、

「空気が読めていない、という指摘が理解できていない」

結果、周りに迷惑をかけ続けていることに

本人が気づいていない、という場合もあって

診断されることもあるようですが、

それが多数を占める、という訳ではない気がします。

むしろ、何らかの社会不適応が定型の人より多く

発生することにより、自覚することで必要以上に物事に

傷つくようになり、二次障害として精神疾患的な

症状が発生する。

少なくとも、私のメカニズムはそうであったと思います。

そして、その原因の根幹はそもそも脳の性質に

起因していた、ということが私はハッキリしたので、

アスペの診断名がきちんとついた、ということです。

もっとも、傷つくことが多くなることで、

精神障害も併発してしまうことも、もちろん

ある訳ですが、幸いにも私は、統合失調症では

本当はなかった、とは診断されました。

その代わり、新たにPTSDという診断名もついています。

PTSDがあることで、何が起こっていたか、

というと、社会不安とパニック、フラッシュバックの

症状が具体的な二次障害として現れた、と

今なら断言して言えますが、

最初はこれを医者に幻覚や妄想と勘違いされたようです。

前者と後者とどう違うのか、というと、

過去に実際に起こったことを病的に思い出すか、

架空の出来事を作り出すも事実と思いこむ、

という違いかと思います。

それにしても、昔から自覚はしていた、私の

パニック、という症状。

実は、これが結構厄介です。

これが出ている状態を、「空気が読めていない」

と言われれば、ごもっともなのですが、

結果、余計なイッてる長話を他人にしていたり、

その時は気付かずに非常識な行動を取っていたりします。

そうして、離れられた友人知人も少なくありません。

私の場合は、あまり唐突に起こるのではなく、

良いことでも悪いことでも、何らかの大きなストレスが

あったタイミングで、それほど長くも続きませんが、

頻発はしますので、それを精神障害者呼ばわり

されても、確かに仕方のないことだと思ったりします。

私は、たぶんそんな感じです。

症例のひとつとして参考にしていただければ、と。

もちろん、アスペルガーの多数がそうだ、という

意味でもありません。

アスペルガーにも、いろいろとある、ということです。

それから、私とネットで付き合いのある方で、

そういう症状の部分が嫌だ、という方がいるかもしれません。

なにぶん主症状の部分で、パニックが終わっても、

自分でも何をやらかしていたか、よくわかっていない

ことも多いだろう、と感じていますもので、

実はネットで黙りこむだけでは、たぶん私には何も伝わっていません。

それを留意していただけると、助かります。

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