夢見る精神障害者

アスペルガー症候群なのか、統合失調症なのか、医者によって見解が違うのですが、今は両方の疾患名を持っています。 精神疾患にまつわるお話を綴りました。

昔の診断名は、前々から違うとは思っていたけれど

こんにちは、謙児です。

実は、前々から以前の精神障害

病名は「なんか違うな」とは思って

いたのですが、だからと言って

初めから「アスペルガーに違いない」

と思っていた訳ではありませんでした。

ただ、可能性のひとつとしてあり得るのかな、

と思っている程度で、少なくとも、

今の症状は単なる神経症的な症状だな、

という印象だった、ということです。

もちろん、何度も就労は試しましたが、

その症状が大きく露出して悉くダメだったので、

何らかの障害にはなるんだろうけども、

それでは一体何なんだ? といった

感じが正直なところでした。

ただ、ここでひとつあらかじめ、

実際に感じたことを言っておきたいのですが、

世の中の人の反応は、

精神障害じゃなくて発達障害だった、

と言っても、「だから何?」といった

印象である、ということ。

これは、精神障害を実際に持っている人や、

少々知識を持っている人に言ってもそうです。

「どっちでも一緒」

「要するに、アタマおかしいことには変わりない」

「診断名が変わっても、生活に何の変化があるのか」

こういう感じでしたので、私もネットで

啓発するようなことはやめて、

ご覧の通りブログタイトルも変えました。

やはり、劇的な診断名の是正に成功した、とは

全然気付かれないようです。

ですので、変わったことで、どういう

将来の可能性が出てくるのか、

という話をしてみたところで、

受け流されるだけのような気が大きくするので、

ほとんどしていないような状況です。

話を戻すと、私も回復のための病気の

情報はいろいろ収集していたのですが、

正しくはアスペルガーだったと

疑い出したのは、とある実際の

医師の指摘です。

ハッキリそうだと宣告されたのですが、

もちろん私も疑うほうが先でした。

ですが、きちんとした病院の

具体的な診断できる医師名まで

紹介された具合でしたから、

狐につままれたつもりで、

出向くことにした訳です。

都合、その後に3人の医師に

診てもらうことになった訳ですが、

紹介を知らせずに診察を

受けたドクターも含まれるのにも

関わらず、全て

精神障害ではなくて、アスペルガー

と診断され、書類も出た具合でした。

実は、そこまで確かめて、

やっと私は自分で納得ができた

次第なのです。

また、薬についても精神障害としての

薬は、ギリギリまで減らして

いましたので、

(私は、自分で勝手に減薬してはいないのですが…)

急に薬が変わっても、幸いにも大した

影響は出なかったことも幸いでした。

実際には、向精神薬が抜けたことで、

顔色も良くなり、睡眠時間も普通で

済むようになっています。

また、症状のメカニズムを他人に説明

できるようにもなっていますので、

より正しい回復や障害者採用での就労の

可能性もぐっと大きくなったと

言えます。

(精神障害の方だと、可能性がない、

という意味ではありません。

私は今まで、自分でも何故精神障害

なのか、という説明ができなかったためです。)

こうして今、必死に治療に励んでいます。

もちろん、更に医療が進めば、より

細分化した診断名などが出てきて、

治療法も新たに出現するものも、

あるかもしれませんが、

少なくとも私は、悪い方向には

進んではいない、ということは言えます。

ですが、先日のエントリーにも書きました

通り、私も誰にでも診断名の是正を

お勧めするものではありません。

やはり、薬を変えていくことに抵抗が

ある人のほうが、はるかに多いでしょう。

また、本人が可能性を考えることに

大きく納得していないと、診断名が

違っていることが合っていたとしても、

挫折する危険性のほうが高い、

ということは、ハッキリと

申し上げておきます。

その上で、私はこういう事情だったのだ、

という今日は参考としてのご紹介を

してみました。

これと全く同じことをすれば、

汎用的にできる方法とは決して

言えない、とは念を押すようですが、

今一度申し上げておきます。

適切な方法は、本当は自分や

身内でないと判断できないものでも

あるのです。