夢見る精神障害者

アスペルガー症候群なのか、統合失調症なのか、医者によって見解が違うのですが、今は両方の疾患名を持っています。 精神疾患にまつわるお話を綴りました。

私の学生時代4

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こんにちは、謙児です。

もっとも、暗いなりに楽しい思い出もあって、

先生の言うことだけは、ちゃんと聞くように

教育されていた私は、不思議と成績だけは

上位をキープしていました。

暗いながら、与えられた課題はきちんとこなす、

小学校高学年になると、成績の件も合わせて、

大いに褒められ、周りからも認めてもらえて

いたのですが、ちっとも嬉しくはありませんでした。

嬉しく感じなければいけないところを、

嬉しく感じられない・・・

今思えば、大層不気味な子供でした。

そうして、のびのびすることを忘れた

私が、その後どのように育っていくのか、

書かずとも想像できるでしょう。

中学校に上がっても、一時は良かったのですが、

やはり同じことの繰り返しでした。

高校は2流の進学校に進みましたが、

根本的に他人との付き合い方を知らなかった私は、

やはりずっと孤独でした。

環境が変われば、人間関係も変わるかも、

と思っていた私は大甘でした。

最初は、うまくいっていた仲も、

どの言葉が言っていいことで、どの言葉が

他人を傷つけるかも知らず、

やっとそのことに気づいた私は、

時既に遅しでした。

おまけに、高校受験であまり蓄えもない

エネルギーを使い果たしてしまったのか、

全く先生の話すら聞く気になれず、

成績は最悪でした。

今まで、成績がマシなことだけが、

取り得だと思っていた私が、

いきなり進学校の世界では「バカ」に

該当するのですから、そういう

扱われ方は相当にショックでした。

ますます、自分に嫌気が差してくるのです。

よく、欠席も留年もせずに

卒業できたものだと、今でも思います。

そんな自分を見て、可哀想だと思って

くれて、勇気付けてくれていた人も

大勢いたことも、今ならばわかります。

男友達だけでなく、会話すらしたことのない、

女の子さえも皆、そう思っていてくれていたのに、

私は全く気づいていませんでした。

いや、気づいていたのですが、何故

声をかけてくれるのかさえ、わかりませんでした。

殻を破ることさえ身につければ、

いくらでも友達もでき、可愛い彼女だって、

選り好みできるくらいの絶好の環境で

あったのに、私はその方法を知らなかったのです。

ですが、私を支えてくれていたのは校外の

とある活動でした。

・・・つづく