夢見る精神障害者

アスペルガー症候群なのか、統合失調症なのか、医者によって見解が違うのですが、今は両方の疾患名を持っています。 精神疾患にまつわるお話を綴りました。

発達障害って、「ご都合障害」なの?

こんにちは、謙児です。

精神障害に比べると、発達障害、特にアスペなどは

比較的新しい考え方ですが、もちろん今に始まった

脳の状態ではないのは、わかっている方も多いと

思います。

ただ、現代社会で生活するには、社会的に困難が

生じるため、支障をきたす状態であり、

基本的に生まれつきそうだった、ということです。

その昔であれば、そんな人であっても地域などで

支えあっていけたので、障害と捉えられは

しなかったものの、現代社会においては、

支援や理解がないと、社会生活が難しい、

というものだと私は解釈しています。

ですから、私たち当事者は現代社会の被害者とも

言える訳ですが、元々は発達障害の概念も、

他の先進国に大きく遅れて、やっと日本でも

広く捉えられ始めた、と言ったところですので、

日本だけでなく、世界的な流れとしても、

生き辛い人を社会のシステムとして支える、

というのは、妥当だと思います。

ただ、これは「障害」という名にしておいて、

果たして合っているのか、という疑問は、

私も大きく感じるところでもあります。

私は、つい最近までは精神障害のほうの輪に

いた訳ですが、発達障害のほうは、

同じ精神疾患系と言っても、随分雰囲気が違うように、

今とても感じているところです。

精神障害の輪ですと、治らない病気だと

割り切って、少しでも快適に毎日を過ごすためには、

っていう感じで、それ以外の話題を楽しむ

ことのほうが多いのですが、

発達障害系は、病気の定義についてなどの、

時には激論なども見受けられますね。

これは、精神障害系ではあり得ません。

もっとも、リアルの支援機関でも、ネットでも

そうなんですが、精神障害の輪では、私は

明らかに異色でしたし、それは自分でも

自覚していました。

ところが、本当は発達障害だったとわかってしまうと、

そういう方々の中では、私はそうでも

なくなってしまいそうです。

今、こうして周りの状況を見渡して

いたりします。

しかし、不思議なのは、診断前から

自分が発達障害だと信じて疑っていない人も

結構いることも挙げられると思います。

これも、精神障害ではありません。

背景には、いろんな要素が絡んでいるのだとも

思います。

定型(≒健常者)なのに、誤診されている人も

いれば、その逆も然りのようで、

まだまだ混迷している様子がよく窺えます。

私も調べてみて、発達障害のジャンルが

精神障害以上に、これほど未成熟だとは

思っていませんでした。

しかも、大人の、となると、自分が

信じる方向性を、手探りで模索していく

しかない、とも改めて悟った次第です。

しかし、それだけ生き辛さを抱えている人は、

相当に多いという、表れでもあるでしょう。

ただ、原因を探ると、生き辛いのは間違いないが、

発達障害でない場合もあるのかもしれません。

本来は、新たな定義も必要とされるのかも

しれませんが、まだまだそのレベルにまでは

進めない、という気もしています。

そう考えると、いろんな方がおっしゃって

いるように、その線引きは、非常に

デリケートで難しくもあるでしょう。

同じアスペルガーでも、就労できなくも

ない程度の人も相当いるようですし、

私のように三次障害のレベルに達して

しまっていて、援助なしには生きられない

者もいます。

私も、今後の治療を考えていく上で、

慎重に判断していく局面は多くなるだろう、

と痛感したところでもあります。

一般的に、アスペの人は空気が読めなかったり、

対人関係スキルに問題がある、とされていますが、

もちろん多くはそうかもしれませんが、

必ずしも、全員に当てはまるものでも

ない、と私は考えていたりします。

私自身、そこは病的に、というほどでも

ないのです。

ただ、本質としては定型とズレてはいるので、

無意識に定型と合わせようとしていて、

普通に生活しているだけでも、多くパワーを

使いすぎてしまい、ついには二次障害が

発生した。

今のところ、自分自身ではこのように解釈しています。

その上、学生から社会人初期にかけて、アスペが原因で

失敗しまくって傷ついていたにもかかわらず、

社会生活とはそういうものと思いこんでしまって、

我慢していたこともあります。

今、PTSDとの診断名もついていますが、

昔からPTSDの状態であったのに、

我慢して踏ん張り続けていたことにも

なってしまいます。

それじゃ、いつかは潰れるのも無理はないです。

今は、フラッシュバックを自覚できる

部分もあるようになりましたが、

無意識下で脳裏を駆け巡っているものも、

相当に恐らくあるのでしよう。

それを考えると、最重度級までではないものの、

障害認定してもらえないと困る、って

話にもなります。

私は、再就労できるようになることを

切望していますが、やっぱり道は遠いのかな、

とも考えてしまいます。

とりあえずは、当座新たにできる治療法が

存在することは判明しましたので、

私は回復に向けた治療に、まずは

全力で取り組みたい所存です。

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