今回、発達障害であるアスペルガー症候群だと即座に診断された理由
こんにちは、謙児です。
単に「発達障害」とだけ記述してしまうと、
知的障害(知能遅滞)の分野まで含んでしまうので、
広汎性発達障害と表現したほうがより的確かも
しれません。
何故今回、検査もせずにすぐこの診断名が出たのか、
と言うと、私自身が幼い頃のことから尋ねられて、
的確に答えられた点が大きいでしょう。
従来は、
「過去のことはともかく、今どういう症状が出ているのか」
だけで診断されるケースがほとんどで、
10年前であれば、自分から申し出てかつ、
ドクターも大人の発達障害の知識がないと、
この診断名はなかなかつかないものでした。
これまでにも何度か病院は変えているのですが、
改めて尋ね直されることもなく、前の病院の紹介状に
基づいて診察されていましたので、自分でも気付くのが
大幅に遅れたものと思われます。
アスペルガー症候群については、知能ではなく、
社会性や対人関係能力の発達に遅滞があった、
と解説されることが多いですが、
平たく言うと、私の場合はずっと学校に馴染めなかった
ことが、要因として大きく挙げられると思います。
もともと、社会性が遅滞していたから馴染めなかったのか、
馴染めなかったから、遅滞が発生したのかは、
今となっては突き止めようがありませんが、
不登校こそなかったものの、無理して学校に通って、
それだけで疲れ果てていた点は否めません。
つまり、いつ爆発してもおかしくない爆弾を
抱えたまま社会人となり、ついには本当に爆発して
統合失調症のような症状として現れてしまった。
私はこう考えています。
社会人になってからの過労のみが原因で、
ここまでに至ったとは、やはり考え辛いのです。
ですので、アスペルガーだと断定できるかどうかは
これから検査等の結果も考慮せねばならないですが、
幼い頃から広汎性発達障害だったと考えるのは、
自分ではごく自然だと思えます。
また、学生のころから対人恐怖や社会不安の
状態があったのは、克明に覚えています。
ただ、歳を重ねるにつれ、少しずつは緩和されて
いったので、よもやこれが病気だとは
思ってもいなかったのですが、
実際に私は初めから口にもしなかった、
PTSDという病名までついてしまいました。
私はてっきり、虐待とかそのレベルを経験した人の
病名とばかり思っていたのですが、
その後に調べてみると、私は特にフラッシュバックの
症状が顕著だと自覚できました。
実は、「思い出し笑い」ならぬ、
「思い出し怒り」することが、私はとても多いのです。
それも、20年以上前の高校生の時のこととか
思い出して、今怒ったり、実際にしているのです。
これは、自覚はしていましたが、自分の癖のようなもの、
とばかり思っていました。実にマヌケです。
どう考えても、これがフラッシュバックなる症状です。
逆に、大学生以降のことは、悪いことを思い出しても
こうはならないですから、およそ20歳頃までが、
最も病的に過敏だったと考えることができます。
とは言え、もし病名が違うことが確定したとしても、
私の場合はどこまで治るのかは未知数です。
治療法や薬はありますが、社会復帰できるまで
回復させることができるのか、
それはやってみないとわかりません。
ですが、この診断は自分にとっても十分に
納得でき、説明できる状況ですので、
ぜひとも、この線で治療にあたりたい気持ちは、
今とても大きくなっています。
様々な障壁はありますが、ひとつずつ解きほぐして、
納得のいく治療を受けたい、と今情報収集に
余念のないところでもあるのです。
