夢見る精神障害者

アスペルガー症候群なのか、統合失調症なのか、医者によって見解が違うのですが、今は両方の疾患名を持っています。 精神疾患にまつわるお話を綴りました。

精神疾患者の恋愛

【アンケート実施中 6/25まで】

http://yumegai-kenji.sblo.jp/pages/user/m/article?article_id=46222776

こんにちは、謙児です。

まだ、アンケートは今日まで実施中なのですが、

全く予想通りの中間結果が出ているので、

現時点で思うところを書いてみたいと

思います。

一般的には、精神疾患者の恋愛は

難しいとか、禁止とか言われていることは

重々承知しているのですが、

やっぱり私たちも人間ですから、

そういう感情を持つ局面もあります。

私も、いろんな人の声を聴いていて、

見えてきたのですが、実際に

病気を持っていても、恋愛している

人って、結構いるのですよ。

なかなか表面には見えないのですが、

あえてタブーとされている?領域に、

今日は踏み込んでみたいと思います。

(大げさ???)

まず、アンケートの中間結果ですが、

見事に予想通り、男性と女性で

回答が分かれました。

女性は全て、

「正式な、お付き合いの前に、病気のことを伝えたい」

旨の回答で、理由を書いていただいた

人を見ても、初めから理解ある人でないと、

続かなかったり、傷ついたり

するため、という意見をいただきました。

これは、実は男性である私も本音は

同じなんですが、男性の中間結果は、

「ある程度仲良くなってから以降」

と、ハッキリ差が出ました。

これが何故かを説明していきたいと

思います。

まず、男性の本能として、

「か弱き人を守ってあげたい」という

一面があることを、理解して

いただいているでしょうか。

病気が精神疾患なら、話は別、

という男性もいることは否定

しませんが、私の感覚では、

女性としての魅力が十分に

備わっているなら、

それほどまでは病気を気にしない人のほうが

多い、というのがこの見方です。

むしろ、気にしない男性に

病気のことをカミングアウトしても、

かえって同情心が芽生える可能性

も高かったりします。

ですから、女性に関して言えば、

素直に最初から伝えるのが

ベターですし、何も間違っていない、

と言っても過言でないと思います。

実は、恋愛に関してもアドバイス

してくれる医師も最近は増えて

いまして、カップルで診察に

来ている様子を見ることも、

次第に増えてきた気がします。

理解のあるドクターなら、まだ

症状的に恋愛が難しい状態

であれば、きちんと指摘も

してくれると思います。

一方で、男性のほうが病気の場合。

最初に明かしてしまうと、

実は女性の本能が拒否反応を

示してしまう場合のほうが

圧倒的多数だったりするのですね。

女性は、基本的に、ですが、

男性に「頼り甲斐」を求めるのが

一般的な傾向です。

また、最低限でも収入はないと、

というものもあります。

私の経験で話してしまって恐縮ですが、

まだ知り合って間もないうちに

病気のことを話してしまったら、

大抵はフラれます。

私のこの道の先輩で、

病気を抱えつつ、複数回(!)の

結婚に成功している男性に

言わせると、

「病気のことは、最後に話すのがいい」

と断言しています。

恐らく、そう間違ってはいないでしょう。

そういう私は、同病者にも、

病気を理由にフラれたことがある

くらいです。

これは、女性の打算的な面でなく、

本能から来るものと、私は

解釈していますので、

男性が病気を隠して付き合うのは

何かと辛い点がありますが、

ここは耐えるところなんでしょうね。

確かに、「女性を騙して付き合っている」

という罪悪感は生まれるでしょうが、

それでも、後々にはきちんと理解して

くれる人もいるのは、また事実でも

あるでしょう。

さて、ここで難しいのは、

精神疾患者同士の恋愛」

だと、どうだろうか、という点です。

デイケアや支援センターに来たがる

若い女性は少ないですが、

こういう施設が増えている昨今、

そこで出会ったカップル、というのも、

徐々に増え始めています。

実際に、結婚にまで至った例を、

私もいくつか知っていたりします。

確かに、これだと病気を隠すまでも

ない訳ですが、お互いの

病状の相性、という問題も

絡んできます。

交際するのであれば、施設スタッフに

よく相談してから、というのは

必須要件になりそうです。

スタッフも前例がないので、

答えようがない場合もあるのも、

確かなので難しいのですが、

こういう場合、苦難の多い

恋愛となることは、承知のはずです。

地道に、理解して、支援してくれる

機関を探し求める努力は、

確かに必要かもしれません。

普通の恋愛であれば、「駆け引き」

で済まされるところが、

「傷つけ合い」になってしまう

危険も大きくありますので、

慎重を期すに越したことはなく、

言いにくいですが、お互いの

将来のために、諦める、

という選択肢も存在することを、

忘れてはいけないでしょう。

・・・と、偉そうに(?)

いろいろと書いてみましたが、

これは私が伝聞推定で

書いているものに過ぎません。

忌憚のないご意見がありましたら、

ご遠慮なくお寄せくださいませ。

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