夢見る精神障害者

アスペルガー症候群なのか、統合失調症なのか、医者によって見解が違うのですが、今は両方の疾患名を持っています。 精神疾患にまつわるお話を綴りました。

「受注見込み、見つけてくるまで、帰ってくるな!」

こんにちは、謙児です。

今日は私の昔の話。

過去の辛い経験ですが、

何となくお話してみたくなったので、

書いてみます。

社会人に間もない頃、私は営業職に

従属していました。

その業界の周辺知識だけは

持ち合わせていましたが、

営業なんて、どうやるもの

なのだか、想像もつかない若かりし

頃でもありました。

ところが、入社しても、形式上の

研修はありましたが、いきなり

ひとりで飛び込みの営業を

命じられて、困ってしまいました。

普通は、先輩社員に同行して

勉強する時間が半年くらいは

与えられるものですが、

相談してみても、

「営業のやり方は人それぞれだから、

自分のやり方を見つけろ」

と、言われる始末。

仕方なく、闇雲に飛び込んで

いたのですが、自分に自信のなかった

私は、御用聞きのように、

事務的に聞いて回るのが

精一杯でした。

もちろん、そんな具合ですから、

すぐ追い払われるだけ。

おまけに、それほど大きな

都市でもない土地なのに、

営業範囲も定められておらず、

行ってみたら、先輩社員の

お得意先だった、なんてのも

日常茶飯事でした。

また、私がその土地の土地勘が

わかっていなかったのも、

痛かったかもしれません。

今なら、当面発注の予定はなくても、

これまではどうだったか、とか、

商品について関心のあることは

ないか、とか、話を膨らます

ことができたような気がしたのですが、

当時の私には、一旦NOと言われると、

大人しく引き下がることしか

できませんでした。

ですから、業務日報には

「発注予定なし」という

文字ばかり並ぶ結果に

なってしまったのですが、

上司は街中の看板の社名を

書き写してきただけ、と思われて、

常に怒られる始末でした。

そうして私は、次第に鬱になって

いきました。

新人ですから、他の諸雑用も

たくさんさせられていたのですが、

凡ミスがどんどん多くなり、

職場で気味悪がられ、疎まれ、

営業成績も最悪。

結局、その会社が私に下した

判断は「クビ」でした。

辞めたらかなりすっきりし、

本格的な発病もその後すぐでは

なかったのですが、

私がこの病気になった下地には、

こういう経験も含まれているの

かもしれません。

皆さんは、どう思われますか?

Twitter

http://twitter.com/yumegai_knj

(IDは yumegai_knj です)

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ
にほんブログ村

謙児へメール