これ、まだ売ってるよ
こんにちは、謙児です。
まずは、引用です。
(引用元:http://itainewssokuhou.seesaa.net/article/136200484.html)
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うつ病患者を対象に障害年金2級を受給することを目指したマニュアルが複数のウェブサイトで販売されている。
2級に認定されやすくなるような診断書を主治医に書いてもらうための方法が書かれているが、不正請求を誘発する
恐れもあり、関係者からは「攻略本のようで好ましくない」と問題視する声が上がっている。【奥山智己】
障害年金は、厚生年金が1~3級、国民年金が1、2級に分かれている。厚生年金の場合、平均標準報酬月額と
加入月数によるが、平均支給額は月額で1級約16万円▽2級約12万円▽3級約7万円。国民年金の場合、
年額で1級約99万円▽2級約79万円で、さらに子どもがいれば人数に応じて加算される。申請には医師の
診断書が必要だ。
ウェブサイト上で販売されているマニュアルは少なくとも6種類ある。数十~100ページで販売価格はほとんどが
1万円前後だ。
あるマニュアルでは、1級は寝たきり状態でなければ認定されにくいとして、2級を目指すことを提案。認定されやすい
診断書を書いてもらうポイントを紹介している。
例えば、診断書には食事を自分で取れるかや、お金を管理できるかなど日常生活能力を尋ねる六つの設問があり、
「自発的(適切)にできる」「自発的に(おおむね)できるが援助が必要」「自発的にはできないが援助があればできる」
「できない」という内容の四つの選択肢がある。マニュアルは、6問のうち3~4問で「自発的にはできないが援助が
あればできる」との選択肢にマルをつけてもらうことが望ましいとしている。
ソース:毎日新聞 2009年12月19日 15時0分 更新:12月19日 16時9分
http://mainichi.jp/select/today/news/20091219k0000e040053000c.html
さらに、こうした診断書を書いてもらうため、医師に過去の受診歴や症状などを書いた書類を提出することが重要と
指摘。作成の際には「もちろんウソは書けません」と断りながら、2級の基準を満たすような表現になるよう
「多少オーバーに」「医師を誘導する感じに」書けばよいとしている。
別のマニュアルを作製・販売している40代の男性は「年金の受給経験があったので、うつ病患者のため、
他のマニュアルを参考にしながら作った。悪用は想定していない」と説明している。
元東京都精神保健福祉課長で「まいんずたわーメンタルクリニック」(渋谷区)の仮屋暢聡(のぶとし)院長は
「マニュアルは違和感を感じる。年金制度を詳しく知らない医師もおり、不正を招きかねない」と指摘する。社会保険庁
年金保険課は「マニュアルによる不正請求の例は聞いたことがないが、攻略本のようで好ましくない」と話している。
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調べたら、このマニュアル、まだ一万円近くで
売っていました。
具体的には何を書いているのかは不明ですが、
こういうのが出回っているのは、
関係機関にも既に広く知られています。
ですから、今更買っても多分意味ないだろう、
と私からはコメントしておきます。
まあ、診察の度に、家族付き添いで
同伴者ごと毎回演技がうまいなら、
全く不可能ではないでしょう。
それか、患者の言うままに
頼めば重いように診断書を
書いてくれる、
「パッパラパードクター」でも
探し当てられれば可能かもしれませんが、
そんなドクターは摘発もされやすいかと。
金を出す国だってバカじゃないです。
現行の年金額が妥当かどうかは、
別としてですが・・・
不審なところがあればちゃんと
調査が入りますので、
こんなマネはやめましょうね。
たぶん、現行法では不正受給に
該当する気がしてなりません。
もっとも、年金支給のガイドラインを
もっと再検討する必要はあるかもしれません。
逆に言うと2級以上はもらう基準が厳しい
ですが、本当は大したことない人が
障害厚生年金(3級)を貰えてしまっている
部分はあるような気がしてなりません。