夢見る精神障害者

アスペルガー症候群なのか、統合失調症なのか、医者によって見解が違うのですが、今は両方の疾患名を持っています。 精神疾患にまつわるお話を綴りました。

地域格差と情報量不足

こんにちは、謙児です。

今は、ネットを使って、

あらゆる情報を知れる時代にも

なりました。

しかし、九州なんぞに住んでいると、

情報量不足を強く感じることが多いです。

アンテナを高く持っている首都圏の

方などをブログを通して拝見していると、

特にそのことを感じさせられるのです。

例えば、首都圏ではどんどん浸透しつつある

「うつ休暇」

九州では知っている人がいたとしても、

対岸の火事」的な見られ方です。

「うつと診断されたから長期休暇下さい」

なんて言ったら、こちら多くの企業は

事実上のクビを宣告するでしょう。

もちろん、同じ九州でもいろいろ

ありますが、首都である福岡でさえ

そういう傾向が強いくらいですから、

地方都市に行けば行くほど、

この流れは過酷であるものと思われます。

このことに限らず、首都圏では

手を伸ばせばいくらでも入ってくる

ような情報でも、そもそも九州まで

来ると、随分時間が経ってからでないと

手に入らないものが多いように

感じます。

実は私も、もっと早くから障害者年金を

申請する予定だったのですが、

病院の事務の方から、

「就労の意欲があるなら、お勧めはしない」

と言われて踏みとどまったほどです。

実際は、自分から言わない限り、

絶対に職場や近所などに漏れることは

ありません。

あったとしたら、日本年金機構

訴えてもいいくらいです。

昔は、それでも年金をもらうことは、

自分に対する甘え、という価値観も

色濃く存在していましたので、

そうでないことが九州まで浸透するまで、

タイムラグが、数年あったものと

考えられます。

そして、今もなお、そういう風潮の

地域も存在するでしょう。

また、私は

「10ヶ月入院していた」とよく言っていますが、

首都圏の方だと、長期間大変だったろうと

労ってくれるんですが、

地元のベテランヘルパーさんは、

何と言ったと思いますか?

「そりゃ、短く済んでよかったね。」

確かにそう仰ったのです。

これは、ウソでも何でもありません。

これほどまでに、格差があるのです。

今でも、首都圏であっても、

胸を張って言えるような疾患名では

ありませんから、その最先端の

情報が地方に伝播するまで、

余計に時間がもかかっているのかも

しれません。

それにしても、困ったものです。

こんな具合では、本当は自立支援

どころの話ではないと私は思います。

ですから、私も真価のある情報を

求めて動かねばならない

必然性を強く感じていたりします。

やっぱり、九州を拠点にして活動しようとしても、

時代が早すぎて、受け入れてもらえない

ことも存在するのは確かでしょう。

私も、地域に根差した活動、

というよりも、ネットを使って

全国に広く、という発想に

無意識に至った理由は、

そこかと思います。

私は、地元を愛しています。

しかし、だからわかります。

福岡には理解者が少なすぎることを。

私も本物の情報を求めて、

これまで通り、中央に問いかけて

行くことにはなるでしょう。

その差が少しでも縮まるように、

私はこの世のためになりたいのです。

生活はできなければいけませんが、

決してお金ではありません。

「過剰な利益」は、この際、

二の次で全然構わないのです。