夢見る精神障害者

アスペルガー症候群なのか、統合失調症なのか、医者によって見解が違うのですが、今は両方の疾患名を持っています。 精神疾患にまつわるお話を綴りました。

私の入院生活4

こんにちは、謙児です。

入院してから、もう3か月は

経っていたでしょうか。

いつ退院できるかわからない

絶望感と、閉じ込められて

外に出れないフラストレーションで、

入院したことのデメリットの

ほうが多いのではないか、

と思うほどでした。

いつも鬱々としていて、

レクレーションもサボリがち

になっていました。

その時、「最悪の症状」が

私を襲い始めました。

後に、「緊張の極限状態」と

説明を受けましたが、

ともかく言葉で説明

できないほどに、

神経が高ぶりすぎて、

居ても立ってもいられないのです。

ベッドで横になれるどころ

ではなく、食事すらする余裕もなく、

ただ、ウロウロと廊下を

歩きながら苦し悶えんでいる、

そんな症状が発生しました。

そして、排尿できるわけでも

ないのに、数十分置きにトイレ

に通ったりもしていました。

当然、何度も看護婦に訴えたのですが、

「夜の薬を早めに飲んでみましょう」

とか

「さっき、薬を出したばかりなので

すぐにはまだ出せない」

とか言われる始末。

その程度の処置じゃ、とても

治りそうにないくらい苦しいのに、

いくら訴えても、対応は変わりません

でした。

3時間くらい苦しみ、訴え続けていたら、

やっと、「ドクターを呼び、注射を打ちます」

ということになり、筋肉注射と呼ばれる

処置をしてもらえることになりました。

(その成分はリントンなどだったと思われます)

それで、やっと落ち着いて一晩寝ることで

収まったのですが、実はこの症状、

その後に頻繁に発生することになります。

しかし、いくら訴えても最初から注射を

してもらえることはありませんでした。

何時間も我慢させられて、やっと

注射を打ってもらえる。

毎回そうでした。

それはそれは苦しかったです。

一時期は安定もして、解放病棟にも

戻ったのですが、

解放病棟でも、やはりこの症状が

起こり、主治医を呼び出して、

強く訴えたところ、

「それじゃ、閉鎖病棟に移す」

と、一言。

この世の終わりかと思いました。

つづく・・・

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