精神病、というと「狂っている」というイメージが先行しがちですが
【最近、礼節をわきまえていない方が目立ちます。
いきなり自説を唱えたり、馴れ馴れしく接触するような
方には、リアクションしませんので、ご了承ください。】
こんにちは、謙児です。
なんか、世の中の人は結構
精神疾患について認識が誤っている
ような気がしてならないもので、
今日は健常者向けの記事に
なってしまいますけど、
表題の件について、考察してみようと
思います。
私もプロフィールに「日本一狂った」
なんて書いたのも悪いのですが、
精神病というと、狂っている、というか、
思考回路がおかしくなっている、
というか、そういう病気だと
思っている人が多いです。
これ、私自身の経験上では、
順番が違います。
いきなり考えがおかしくなる
訳じゃないのですよ。
他の病気と同じように、
まず「気分が悪い状態が続く」
ほうが先です。
誰でも心配事が気になって、
眠れないこと、ってありますよね。
健常者の方であれば、
一晩寝れれば治る、とか
時間が解決しますけども、
そういう状態が、いつまでも
続いて治らない、というのが
この病気の発端ではないかと、
私は考えたりします。
心配事がいつまでも消えないと、
人というのは、どんどん不安になって、
悪いことばかり考えるように
なるものです。
そして、とにかく自分を責めたく
なるのも特徴です。
そうして、思い詰めて良からぬ
行動に出たり、自分を見失って
しまうような症状が出てしまう
のが実態なのではなかろうか、
と私は思っていたりもします。
もちろん、「精神病」と言っても、
かなり幅が広いです。
全てに当てはまるとまでは
言いません。
他の部分の体調の不調などが
原因で、脳に異常をもたらして、
異常行動が突然発生する
人もいるのは否定しないです。
ですけども、私もいろんな
当事者の人を見てきましたけど、
かなりの割合で、
「まず、気分がすぐれないのだ」
という症状が出る人が
圧倒的多数を占める気が
していたりもします。
ですから、それを緩和するために、
投薬する訳ですね。
「気分が悪い」状態を治す目的ですから、
これは理解してもらえると思います。
ただ、その特効薬であったり、
完全に治す治療法、というのは、
残念ながら未だに確立されていません。
ですから、薬を飲み始めると、
その付き合いがずっと続く人が、
多いのが実情です。
これは、私も同じです。
ですが、それでも昔に比べれば
薬の質が良くなって来ているので、
「気分が悪い」までで抑えられている
人のほうが、実はずっと多いのです。
例えば、法に触れるほどの極端な
異常行動にまで達してしまう人は、
ごく一部に過ぎません。
ですので、障害と診断されて
いる人であっても、
状態がいい時は、何も健常者と
変わらないのが本当だったり
するのですよ。
ですから、自分から言わないと、
病気だと気付かれない人のほうが、
今では大多数を占めると思います。
でも、恐らくこれを一般に理解して
もらえていないのではないか、
という気がしたので、
私は、このことをあえて
書いてみました。
私は、「狂っている」と
思われてもいいのですが、
精神病=発狂、というのは、
少なくとも現在では
正しい解釈でないと、
私は考えたりします。
もちろん、念を押しますが、
全てのケースに当てはまる、
とまでは言いません。
ですが、私が多くの人と
接して感じ取った実態は、
この通りです。
前にも書いたような気がしますし、
いつも言っていることでも
あるのですが、
精神疾患とは、今や
「いつ、誰がかかっても、おかしくない病気」
であることは、間違いないと、
断言したいくらいです。
ですから、どうか他人事と
捉えるような見方は、
避けてほしいな、という懇願は、
私の中にもあったりしています。
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